ニコチンが薄毛の原因になる

タバコに含まれるニコチンが髪に形容する

薄毛には様々な理由があるとされています。食生活やストレス、遺伝。

 

そして実は喫煙も薄毛と深い関係があることをご存じでしょうか。

 

日本の成人男性の平均喫煙率は約30%という調査結果があります。

 

最も高い水準は30代から50代で約40%前後でした。

 

一昔前に比べると喫煙率はかなり減少していますが、ヨーロッパや欧米などの諸外国と比べると依然として高い水準であることがわかります。

 

20代から喫煙を続け、年数を重ねることでその影響が頭皮にも現れることになります。

 

喫煙することで、若い時から薄毛に悩んでいる男性も少なくありません。

 

喫煙は体にどれほどの影響があるでしょうか。

 

また、なぜ喫煙により薄毛になるのでしょうか。

 

煙草が体内に与える害とは?

百害あって一利なしと言われますが、具体的に煙草は体内にどのような害をあたえるのでしょうか。

 

よく知られているように、肺がんをはじめとする各種がんになる確率が非喫煙者に比べて約4.5倍高くなります。

 

煙草を吸うことで肺が真っ黒になっている写真を見たことがあるかもしれません。

 

また脳卒中、心筋梗塞、虚血性心疾患、胃・十二指腸潰瘍などの消化器疾患になる確率も非喫煙者に比べるとかなり高くなっています。

 

寿命も約4年短縮すると考えられています。

 

その原因は煙草に含まれる4000種類以上の化学物質にあります。

 

その中には60種類の発がん性物質も含まれています。

 

また煙草の害は内臓系に与える影響だけにとどまりません。

 

ヘビースモーカーの歯は黄ばみ、歯槽膿漏などになりやすく歯が抜ける確率が高くなります。

 

他にも皮膚のくすみ、白髪、しわが増えるなど外見に与える影響もあります。

 

ニコチンによる血管収縮

ではなぜ喫煙によって薄毛になるのでしょうか。

 

その大きな要因となっているのは有害物質の一つニコチンにあります。

 

この有害物質が体内に入り込むことで様々な器官に悪影響を与え始めます。

 

血管収縮もその中に含まれ、ニコチンは自律神経に大きな刺激を与え、血管のなかでも特に末梢血管が収縮してしまうのです。

 

 

 

その結果として、血圧が上昇し血液がスムーズに流れなくなり血行不良へとつながっしまします。

 

 

 

血管収縮による栄養不足

頭皮で血行不良に陥るとどのようなことが生じるでしょうか。

 

血液はあらゆる栄養素や酸素など人体が必要としている物質を身体全体に巡らせる重要な役割を担っています。

 

しかし血管が収縮すると効率的に栄養素を巡らせることができなくなってしまいます。

 

とりわけ頭皮などの末梢血管は、人体の中では優先順位が低いので必然的に栄養不足が生じてしまします。

 

毛母細胞は十分な栄養がないため成長できず、徐々に弱くなり最終的には薄毛になってしまいます。

 

それに加えて、ニコチンは体内で重要な栄養素であるビタミンを破壊してしまいます。

 

育毛を促すためにはビタミンCやEが必要とされています。

 

それぞれのビタミンは栄養素の吸収促進や血行を正常に保つ大切な働きがあります。

 

こうしたビタミンが破壊されることも薄毛につながる原因とされています。

 

DHTが増える

また、煙草を吸うことでDHT(ジヒドロテストステロン)という男性ホルモンが過剰に分泌されるという研究結果もあります。

 

このDHTは他の男性ホルモンと結合すると、発毛抑制作用成分へと変化していきます。

 

アメリカのハーバード大学で行われた調査結果によると、喫煙者と非喫煙者のDHTには大きな違いが生じていることがはっきりとわかります。

 

喫煙者は非喫煙者に比べるとDHTが13%も増加していました。

 

結果として薄毛になってしまいます。

 

肝臓の代謝が悪くなる

喫煙は内臓のあらゆる機能に障害をもたらします。

 

代表的な例として、肺や脳の機能障害があります。

 

薄毛との関連として肝臓の機能障害を見過ごすことはできません。

 

肝臓には、栄養素を人体が活用することができるように合成や変換する機能、有害物質の解毒機能があります。

 

肝臓が正常に機能していると、頭皮を含め人体全体が必要としている栄養素を効率的に合成・変換することが可能になります。

 

しかし、喫煙をすると煙草に含まれる大量の有害物質、ニコチンやタール、アセトアルデヒドを解毒し続ける必要が生じます。

 

最悪の場合には肝硬変になることもあります。

 

肝臓代謝が低下し、結果として摂った栄養素の合成・変換はされずに育毛に必要な栄養素を頭皮に運ぶこともできなくなってしまいます。

 

最終的に

このように、喫煙は体のあらゆる機能を破壊し続け、悩みの原因ともなっている薄毛にも大きな悪影響があることがわかります。

 

煙草に含まれているニコチなどの有害物質は血管収縮につながり、頭皮や毛母細胞が必要としている栄養素を効率よく運ぶことができなくなります。

 

加えて薄毛を促進するDHT物質が増えることや、肝臓の代謝機能が低下することも喫煙により生じます。

 

それで、薄毛の原因となるニコチンを体内に入れないことで進行を抑えることができます。

 

禁煙外来などを効果的に活用することで、無理のない喫煙計画を立てることが必要です。